オイシン・マーフィー 一時的に騎手免許返上 今年2回の基準超えアルコール検出を踏まえてリハビリへ
2021年12月17日 09:23 今年、英国競馬で3年連続リーディングジョッキーに輝き、19年にはスワーヴリチャードでジャパンC制覇、先月6日に米国のBCディスタフでマルシュロレーヌを勝利に導くなど日本でもおなじみのオイシン・マーフィー(26)が16日、一時的に騎手免許を返上した。レーシングポストやアットザレーシズ、ブラッドホースなど欧米メディアが報じた。今年5月と10月にレース前に呼気検査で基準を超えるアルコールが検出されたため、騎乗禁止処分を科された。そのため、医療サポートを受け、リハビリに取り組む、としている。
アットザレーシズの取材にマーフィーは昨年9月に海外から帰国した際にBHA(英国競馬統括機関)が定めるコロナ対策規定の違反を謝罪した上で「私は深刻な助けを求める必要があることが明らかになり、これを認識して免許を放棄しました。これからリハビリに集中します」とコメントした。昨年は自身で服用はしていないもののコカイン陽性反応が出たため、フランスギャロに3カ月の騎乗停止処分を科されている。