【ホープフルS1週前追い】コマンドライン 半馬身先着!無傷3連勝戴冠へ国枝師「合格点」

2021年12月17日 05:30

併せて追い切るコマンドライン(左)(撮影・西川祐介)

 ホープフルS(28日、中山)の1週前追いが行われ、デビュー2連勝中のコマンドライン(牡=国枝、父ディープインパクト)が、Wコース併せ馬で順調な仕上がりをアピールした。先行するブルメンダール(3歳1勝クラス)を、10馬身後方から追走する形でスタート。コーナリングを利して一気に差を詰めると、ゴール板では半馬身先着して6F83秒2~1F12秒3で駆け抜けた。国枝師は「しまいはもう少しスッと動けるかと思ったけど、1週前としては合格点。まだ10日以上あるしね」と話した。

 デビュー前から大物感あふれる馬体が注目されていたディープインパクト産駒。今年の新馬戦がスタートした6月5日にいち早くデビューし、好位抜け出しで3馬身差の快勝。夏場は成長を促して、10月のサウジアラビアロイヤルCで復帰。向正面で一気に進出して、瞬発力勝負に持ち込ませないルメールの好判断もあって半馬身差V。マイルで2連勝して評判通りの軌跡を描いている。

 「この馬のいいところは心身ともに余裕があるところ。馬体は530キロくらいある。距離は延びた方がいいし、操縦性が高いから中山でも問題ない」と国枝師。先週の阪神JFを勝ったサークルオブライフに続いて、2歳G1制覇を狙っている。

特集

2021年12月17日のニュース