【朝日杯FS】“超速”カジュフェイスの圧逃撃あるぞ!

2021年12月17日 05:30

カジュフェイスでG1制覇を狙う秋山真一郎

 【G1ドキュメント・栗東=16日】テンの速さピカイチの愛すべき逃げ馬モズスーパーフレアの引退が発表された。記者2年目の万里絵にとって逃げ馬といえば、パッと浮かぶのはモズスーパーフレアだっただけに寂しい気持ちもあるが、競馬にはその先がある。スピードを受け継いだ子供たちの活躍が楽しみだ。

 朝日杯FSは2歳世代トップクラスのスピード自慢カジュフェイスがスタンバイ。未勝利、もみじSを連勝中だ。持ち味のスピードを存分に発揮して逃げ、ともに後続を突き放す逃走劇を見せた。父エイシンヒカリ譲りのスピードが武器で主戦の秋山真は「スタートも出るけど、そこからが速い。世代トップレベルですよ」と称賛する器だ。そのスピードはベテラン騎手が「抑えられない」と言うくらいの速さ。前日の最終追いでも秋山真を背にテンからスピード全開だった。「エイシンヒカリの血はこんな感じ。行くのよ、ハミをかんで行く」と気分良く馬のリズムで駆け上がり、馬なりで坂路4F51秒5の自己ベストをマークした。

 スピードはずばぬけているが、行きっぷりが良すぎて制御が難しいため、1F延長の1600メートルが鍵となる。鞍上は「いかに3コーナーまでリズム良く行けるか。機嫌良く走ってくれればね。4コーナーを回ってからの反応がどうかだが、そこをクリアすれば距離は大丈夫だと思う」と冷静。同型との兼ね合いもあるが、ここでもアッと言わせる圧逃劇があるかも。

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2021年12月17日のニュース