ラヴズオンリーユーが引退式 矢作師「最愛の娘を嫁に出す気持ちです」

2022年1月31日 05:30

引退式で川田がまたがりパドックを周回するラヴズオンリーユー(撮影・郡司 修)

 史上最多タイの海外G1・3勝を挙げたラヴズオンリーユーの引退式が30日、東京競馬場で行われた。この日は日本馬初VとなったBCフィリー&メアターフの優勝レイ、ゼッケンを身に付けて4900人のファンの前に登場。ほぼ同時刻にG1・2勝を挙げた香港シャティン競馬場でも「ラヴズオンリーユーハンデキャップ」が行われ、国内外のファンが名牝との別れを惜しんだ。矢作師は「最愛の娘を嫁に出す気持ちです」と寂しそうに愛馬を見つめた。

 気になる初年度の交配相手について、同馬を所有するDMMドリームクラブの野本巧代表は「まだ決定ではありませんが、可能性が高いのはエピファネイアです」と説明。昨年の年度代表馬エフフォーリア、20年牝馬3冠デアリングタクトを出したトレンド種牡馬が最有力候補となる。同代表は「産駒もうちで持たせていただいて矢作厩舎にお願いするつもりです。BCターフ、凱旋門賞を勝つような子が出てくれれば。DMM事業の初年度の馬として本当に頑張ってくれて感謝しかありません」と話した。ラヴズは31日にノーザンファーム天栄に移動し、その後に北海道安平町のノーザンファームへ旅立つ。

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2022年1月31日のニュース