障害専門ルーキー小牧加矢太 土曜阪神4Rで“感謝”の初陣「馬の力を最大限に引き出したい」

2022年3月18日 05:30

追い切り後、ブルベアペスカに騎乗し引き揚げて来る小牧加矢太(撮影・亀井 直樹)

 障害専門のルーキー小牧加矢太(25=栗東・音無)は阪神土曜4R(障害未勝利戦)でデビュー戦を迎える。「当日は緊張もすると思いますが、自分のできることをやるだけ」と意気込む。初陣のパートナーはブルベアペスカ(牡6=谷)。これまで騎乗していた植野が他馬とコンビを組むため、巡ってきたチャンス。「なかなか最初の馬が決まらない中、植野さんが僕のことを考えて谷先生に相談してくれて本当にありがたいですね」と感謝する。

 父・太もジョッキーとして活躍。「オヤジの方が緊張しているんじゃないですか」と笑うが「周りの方への感謝を忘れずに、というのが父の教え。とやかく言うタイプではないですが、見守ってくれてます」。20年全日本障害飛越選手権を優勝するなど馬術競技の一流選手から、障害ジョッキーへ異例の転身。「オジュウチョウサンのような名馬に乗れるジョッキーになりたい。自分の個性も生かして、馬の力を最大限に引き出したいですね」。夢のスタートラインに立つ。

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