【高松宮記念1週前追い】サリオス 1200仕様のフルスピード!堀師「終始手応え良かった」

2022年3月18日 05:30

3頭併せで追い切るサリオス(左)(撮影・村上大輔)

 春のG1第1弾「第52回高松宮記念」の1週前追いが17日、東西トレセンで行われた。美浦ではサリオスがWコース3頭併せでいっぱいに追われ、臨戦態勢を整えた。ルーカス(7歳3勝クラス)、スマイル(6歳オープン)を先行させ直線は最内へ。鞍上が手綱をしごくと、しっかり反応して1馬身先着。5F64秒1~1F11秒0と、本来の鋭い差し脚を披露した。

 堀師は「終始手応えが良くて、フルスピードに入りました。息遣いは荒かったですが、しっかりやったことで心肺機能は向上するでしょう」とコメント。19年朝日杯FSの覇者が、デビュー12戦目にして初のスプリント挑戦。陣営は新境地を開拓すべく、かじを切った。「調教後の馬体重は561キロ(前走時は542キロ)。今回は短距離戦なので、無理に体を絞るつもりはありません」と指揮官。絶対王者不在のスプリント界に、素質馬が殴り込みをかける。

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