【天皇賞・春】マカオンドール 今野師太鼓判「じりじり成長」
2022年4月27日 05:30 【G1ドキュメント・栗東=26日】火曜付のG1データMAX、今日付の血統ビームでもイチ推しのマカオンドール。あとは仕上がりがどうか?気になった寺下は朝から今野師を探した。気温が20度まで上昇した午前7時半、調教スタンドから出てきた指揮官を直撃。すると「断然、いいですよ。馬体の迫力も前走とは全然違う」とかなりの好感触だ。
前哨戦の阪神大賞典は4着に敗れたが、陣営は全く悲観していない。むしろ、手応えをつかんでいる。「前回は間隔が空いていて、ちょっと息遣いも重苦しかった。何とか間に合ったかな、という感じだった」と振り返り「しかも、前有利な流れ。展開面、仕上がり面など、いろいろ考えてもかなわない(相手)というよりも次はやれると思った」。
敗れはしたが、勝ち馬ディープボンドと0秒4差。上昇度からも逆転不可能な差ではない。20年京都2歳S3着、21年京都新聞杯3着と世代限定重賞でも好走していたが、今野師は「早熟タイプでもなく、じりじりと成長してきた」と目を細める。「あとは流れでしょうね。うまく折り合いをつけて行ければ。先週から(阪神の芝は)外差しも決まっているから」と末脚が生きる展開を願う。
父ゴールドシップから受け継いだ芦毛(あしげ)の好馬体。長距離戦は芦毛を買えばもうかる!?過去10年で平地芝3000メートル以上のレースに出走した芦毛の単勝&複勝回収率は497%、131%の黒字収支。データ、血統、状態と三拍子そろったマカオンドールは絶対に押さえるべき存在だ。