【天皇賞・春】(8)クレッシェンドラヴ 波乱イン差し!2強8枠で大チャンス到来

2022年4月29日 05:30

厩舎周りで運動するクレッシェンドラヴ(撮影・郡司修)

 G1企画「展開王」は「1桁馬番&前に行く馬」で決まった昨春の結果から8番枠の古豪クレッシェンドラヴに注目した。

 2強危うし。風雲急を告げる枠順抽選!?京都競馬場の改装工事に伴い、天皇賞・春は昨年に続き、阪神で行われる。この舞台で天皇賞が行われたのは一回だけなのだから、昨年限定で振り返るのは大事。実は優勝したワールドプレミア(1番)を筆頭に1桁馬番の馬たちが上位に好走した。昨秋ジャパンC2着の実力馬オーソリティは大外17番枠に泣き、最終4コーナーで7番手に押し上げるのが精いっぱい。そう考えれば、2桁馬番(12番)で2着に飛び込んだディープボンドはかなり強い競馬をしたことになる。外枠でも、すぐ前につけられる先行力があったからこそだ。

 そのボンドがさらに外の大外18番枠。菊花賞馬タイトルホルダーが同じ桃帽の16番枠。波乱必至!?昨春天皇賞1~4着馬は「道中は中団より前」で「最終4コーナー4番手以内」。ボンド以外は1桁馬番だった。「内寄りの枠&ある程度前に行ける馬」。今年の激走馬もこのゾーンにいる。

 そこで、展開班のアンテナに引っ掛かったのが古豪のクレッシェンドラヴだ。許容範囲?の1桁馬番の8番。林師は「内の方が良かったので真ん中より内で良かったです。スタートもいいですし(ゲート後入れの)偶数もありがたいです」とニッコリだ。

 8歳春にして3000メートル以上は初挑戦。指揮官は参戦理由を明確に明かす。「昔は後方から大胆なレースをしていましたが、最近はメンタル面が成長。テクニカルが向上し、ここ2戦は前で上手に運べている。今なら3200メートルでもいいレースができると思います。血統的にも距離は問題ないので」。前走・日経賞(4着)は逃げたタイトルホルダーの2番手で巧妙に立ち回り、0秒3差。後方から怒濤(どとう)の捲りで制した6歳夏の20年七夕賞は昔話。日経賞同様、発馬のうまさを生かせれば、今回も好位2~4番手は可能。場合によっては、逃げるタイトルホルダーをつぶす役割は1番枠のアイアンバローズやディープボンドに任せ、インで死んだふり作戦!?まで十分ある。父ステイゴールド&母の父サドラーズウェルズならスタミナは無尽蔵。道悪OK。百戦錬磨の内田を背に好位インからスルスル。重賞2勝の古豪がアッと言わせるシーンは十分だ。

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