【新潟新馬戦】シャザーン 母クイーンズリングの背中追う!ダービー2勝タッグ友道師×金子オーナー

2022年7月26日 05:30

シャザーン

 新潟開幕週の新馬戦には東西から素質馬が集結する。日曜芝1800メートルでデビュー予定のシャザーン(牡=友道)は16年エリザベス女王杯など重賞4勝のクイーンズリングを母に持つ注目馬。福永とのコンビで初陣Vを狙う。

 シャザーンの母クイーンズリングには思い出がある。ラストランは17年の有馬記念。初めての中山出張、同じく引退レースだったキタサンブラックの2着に入った。あの時の興奮が忘れられない。16年にエリザベス女王杯でG1制覇。フィリーズR、京都牝馬S、府中牝馬Sを含め4度の重賞コレクト。堂々たる成績で、繁殖入りとなった。

 その初子にあたるシャザーンが日曜新潟5R(芝1800メートル)でデビューを予定している。21日の1週前追い切りは福永が騎乗してCWコースで3頭併せ。首を下げ、重心の低いフォーム。内のジュンブロッサム(3歳1勝クラス)には半馬身遅れたものの、外のリアド(3歳1勝クラス)には併入フィニッシュ。6F82秒6をマーク。鞍上は「いい馬ですね。初戦から動けそう」と好ムード。2週連続CWコースでしまい3F36秒6~1F11秒1、水準以上のタイムを叩き出している。

 昨年のセレクトセール1歳セリで2億4200万円(税込み)と高額で落札された。友道厩舎×金子真人オーナー(馬主名義は金子真人HD)のラインはマカヒキ、ワグネリアンでダービー2勝。トレーナーは「長く脚を使えそうなイメージ。だいぶしっかりして、走りのバランスが良くなってきました。これくらいの距離も持つと思いますし、楽しみです」と期待を寄せる。

 馬主の金子真人オーナーは7月に入ってもノットゥルノでジャパンダートダービー、ハヤヤッコで函館記念をVと勢いは止まらない。母は同じ芝1800メートル(中山)でデビューして勝利を飾った。そこから3連勝でフィリーズR勝ち。息子も進撃といくか。開幕の越後路から、大舞台でターフを沸かせた母を追う旅が始まる。

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