【京都大賞典】“夏休み”経て大人のウインマイティーに 陣営「これだけ順調なのは初めてかも」
2022年10月5日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=4日】6年半ぶりに競馬担当に復帰した坂田は、久々の栗東で興奮のためか早めに目が覚めた。名刺入れを確認し、厩舎地図を頭に入れながら取材を開始。遠目にも分かる芦毛馬の姿を見てママチャリで近づいた。「おー久しぶり」と声をかけてくれたのが、京都大賞典に出走するウインマイティー担当の柴田助手。覚えてもらっていたうれしさを感じながら、乗り運動が終わった後に、マーメイドS1着後の状態を聞いた。
「(放牧を挟んで)凄くいい夏休みになった。これだけ順調なのは初めてかも」。以前はスクミ(筋肉痛)が出て不安を感じつつの調整だったが、角馬場とプールを併用し、ポリトラックで追い切るようになってからは調子を上げ、精神面でも成長した。「ドッシリしてオトナになってきた」。伝統の別定G2、紅一点でもひるむ様子はない。滑らかな口ぶりに柴田助手の自信が感じられた。