【エリザベス女王杯】デアリングタクト 復活Vへ好仕上げ!杉山晴師「いい意味で古馬らしくなっている」
2022年11月10日 05:30 3冠牝馬デアリングタクトの背に松山の姿がなかった。担当の池水助手がまたがり、坂路で単走追い。持ったままの手応えで外めを力強く駆け上がり、4F54秒8~1F12秒1をマークした。これまで11戦の最終追い切りで鞍上が騎乗しなかったのは、20年エルフィンS(1着)のみ。杉山晴師は「いい意味で古馬らしくなり、オンとオフがはっきりしてきている。競馬は競馬だよとメリハリを付けようと思った。レースでジョッキーがまたがり、もう一つスイッチが入ってくれたら」と調教の意図を説明した上で、「前走より素軽くなった感じ。使ってさらに良くなる傾向に変わってきたのかも」とジャッジした。
同じ舞台の宝塚記念は牡馬相手に3着。「あのパフォーマンスを見て、秋はこのレースを考えていた。同じ条件ですし舞台は合うんじゃないかな」。20年秋華賞以来となる復活Vへ態勢は整った。