オジュウチョウサン引退式 長山オーナーが明かした決断理由、子供のファンが泣きながら発した「なんで…」

2022年12月24日 16:56

引退式に臨んだオジュウチョウサン(撮影・郡司 修)

 希代の名ジャンパー、オジュウチョウサン(牡11=和田正)が、完全燃焼の6着で現役生活に別れを告げた。

 13年にデビュー。通算40戦で引退レースとなった中山大障害は勝利には届かなかったものの、最後まで全力を尽くした。

 レース後は中山で引退式が行われ、寒空の下、最後の雄姿を焼き付けようと残った多くのファンから拍手を浴びた。

 長山尚義オーナーは「各レースとも印象に残っているが、(一番は)4年前の有馬記念。有馬に障害馬が出るのはありえない。ホントに感謝。世界の武さんがこの馬を選んでくれて感謝」と話した。

 オジュウチョウサンの引退を決意したのは10月。J・G2の東京ハイジャンプで9着に敗れた。電車に乗っていると、小学生以下とみられる子供が「オジュウなんで負けたんだ、負けるわけないんだ!」と泣きながら言っていたという。「子供もファンですから。やっぱりファンの言うことも聞かないといけないな」と決断の裏側を明かした。

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