【大井・東京大賞典】メイショウハリオ底力発揮!

2022年12月29日 05:00

メイショウハリオ

 ボートレースから地方競馬担当になってもうすぐ8カ月。日々の勉強の中で予想の難しさを痛感している。特にハイレベルなメンバーが集まる重賞で苦戦中。南関重賞、ダートグレード共に、ノーマークの馬に何度勝たれたことか…。

 9R・東京大賞典の◎メイショウハリオもその一頭だ。一気にダート王に上り詰めた6月の帝王賞は恥ずかしながら無印。テーオーケインズ、チュウワウィザード、オメガパフュームが相手では、ベストパフォーマンスを発揮しても厳しいとの見立てだった。ところが、ふたを開けてみればダート3強を従えて快勝。ゴールまでバテることのない持久力に驚くとともに、浜中騎手の派手なガッツポーズをぼうぜんと見つめるしかなかった。

 猛省。すぐさまダートトップクラスへと評価をアップグレードして、同舞台で行われる東京大賞典に出てくれば重い印を打とうと決めていた。前走のJBCクラシックは5着に敗れたが、高速馬場の盛岡では持ち味のしぶとさが半減。軽いダートを得意とするテーオーケインズのリベンジに遭うのは想定内の結果だった。むしろ4コーナーで外々を回りながら掲示板確保は底力の証明。ここへのステップと考えれば、悪くない結果と言える。

 その後は予想通り、暮れの大一番へ。陣営の手応えは良好なだけに、力の出せる状態とみていい。今開催の馬場は例年通りタフな状態。29日の天気予報は「晴れ」で大幅なコンディションの変化もなさそうだ。厚く勝負する覚悟はできた。馬券は(5)から。

 ▼ゴールドホイヤー(岩本師)前走は外からプレッシャーをかけられたし、流れも速かった。順調に来たし自分の競馬ができればもっとやれるはず。

 ▼ノットゥルノ(音無師)前走は体が減った(マイナス13キロ)から、その影響も少なからずあったと思う。実績ある舞台だし、幸い状態はいいので改めて。大いに(大井に)期待したい。

 ▼ライトウォーリア(内田師)前回より追い切りの雰囲気は良かった。枠はどこでも良かったし、関係ないと思う。前走より時計を詰める必要があるが、強い相手にどこまでやれるか楽しみな一戦。

 ▼ドスハーツ(福田師)厩舎に来てから一番いい状態なので挑戦する。ペースが速くなって流れも向きそうなので楽しみ。

 ▼メイショウハリオ(岡田師)22日の追い切りは馬場が悪くても一生懸命走っていた。しっかりやれたのは良かった。体調面は大丈夫。今回は右回りに替わるし、ジョッキーもいいイメージで乗ってくれると思う。

 ▼ウシュバテソーロ(高木師)前走は窮屈になる場面がありながら、しっかり勝ち切ってくれた。前走後も変わらず順調。しぶとくいい脚を使えるので、大井コースは問題ないと思う。ただ、パサパサの良馬場がどうか。少しでも時計の速い馬場になってほしい。

 ▼リンゾウチャネル(荒山師)肉体的に気にしているところがなくなって、調教が思い通りにできるのでいい仕上がりになった。相手は強いが流れには乗りやすそう。頑張ってほしい。
 ショウナンナデシコ(須貝師)前走後は短期放牧に出しました。22日の追い切りは時計的には良かった。前走は重量を背負っても頑張ってくれた。大井は経験しているコースだし、55キロになるのもいい。

 ▼カジノフォンテン(山下師)前走は気合の面でいまひとつだったが、レースを使って良くなってきた。一昨年の2着だし、流れに乗って巻き返してほしい。

 ▼サンライズホープ(羽月師)前走後も疲れはなく順調に来ている。前走は枠もあったが、力があるところを見せてくれた。距離も地方の深いダートも問題ない。あとはきついコーナーがポイントになる。

 ▼ミヤギザオウ(森下師)前走は落鉄して全く力を出せていない。経験を積ませるために使うが、調教の内容は良かったし末脚を生かせる流れなら。

 ▼アトミックフォース(山下師)連勝中で波に乗ってはいるが今回はさすがに相手が強力。力を出せる出来にあるので、どこまでやってくれるか。

 ▼レッドガラン(安田隆師)前走はゲートでトモを滑らせたのが痛かった。それでも、そこまで負けていないしダート適性はあると思う。スタートを決めてどこまでやれるか。

 ▼ラッキードリーム(新子雅師)前走後も順調に調整できているし、いい感じで臨める。大井の広いコースも合うと思う。

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