【ドバイワールドC】ダート転向1年弱で頂点に!!驚異の大出世ウシュバテソーロ、夢は凱旋門賞へ続く
2023年3月26日 11:31 ドバイワールドカップは川田将雅が騎乗したウシュバテソーロ(牡6=高木)が制し、日本馬としては11年ヴィクトワールピサ以来、ダート開催では初めてとなる快挙を成し遂げた。
とてつもないストーリーがドバイで結実した。19年8月にデビューしたウシュバテソーロは約1年前の22年4月3日の美浦Sまで芝で22戦3勝。同4月30日の横浜Sで初ダートに臨み、重馬場で上がり3F34秒0という芝並みの末脚で突き抜けた。
続くラジオ日本賞は3着に敗れたものの、ブラジルC、カノープスS、東京大賞典、川崎記念、ドバイワールドカップと怒とうの5連勝で世界一に。ドバイでは1着賞金は696万ドル(9億1778万400円、JRAの今年のレース=1ドル131・865円)のビッグマネーをゲットした。
レース後、馬主サイドは芝の凱旋門賞への挑戦にも意欲を見せた。父オルフェーヴルは12、13年2年連続2着の夢舞台。偉大な父の血を引くウシュバテソーロが、フランスでも常識破りのレースを見せる可能性は十分だ。