【皐月賞】ソールオリエンスで社台ファーム区切りの10勝目 社台RHはイスラボニータ以来6勝目

2023年4月17日 05:09

<中山11R・皐月賞>クラシック1冠を制したソールオリエンス陣営。左から2人目が手塚師、同4人目は横山武(撮影・村上 大輔)

 牡馬クラシック初戦「第83回皐月賞」が16日、中山競馬場で行われ、横山武史(24)騎乗の2番人気ソールオリエンスが大外一気で快勝。2歳戦が実施されるようになった46年以降では最少キャリアとなる3戦目で、史上20頭目の無敗王者に輝いた。

 ソールオリエンスを生産した社台ファームは13年ロゴタイプ以来となる皐月賞10勝目。代表の吉田照哉氏は「いやあ、驚きました。正直1番枠を引いた時は厳しいかなと思った」と驚きと喜びが交じった表情だった。当然、次の狙いはダービー。同氏は「母の父はモティヴェーター(05年英ダービー優勝)ですから、私は当初から距離が延びていい、ダービー向きのタイプだとみていました」と2冠達成へ大きな期待を寄せる。なお、現2歳にキズナ産駒の弟がいる。

 馬主の社台レースホースは昨年の2冠牝馬スターズオンアースに続くクラシック制覇で、皐月賞は14年イスラボニータ以来6勝目。クラブ代表の吉田哲哉氏は「この血統は制御が難しいところがありますが、この子は比較的おとなしかったのでそれがいい方向に出たかもしれません」と笑顔で語った。

特集

2023年4月17日のニュース