【皐月賞】1番人気ファントムシーフ不運3着 向正面で右後ろ脚を落鉄していた

2023年4月17日 05:07

<中山11R・皐月賞>2着のタスティエーラ(左)と3着のファントムシーフ(撮影・村上 大輔)

 牡馬クラシック初戦「第83回皐月賞」が16日、中山競馬場で行われ、横山武史(24)騎乗の2番人気ソールオリエンスが大外一気で快勝。2歳戦が実施されるようになった46年以降では最少キャリアとなる3戦目で、史上20頭目の無敗王者に輝いた。

 1番人気を背負ったファントムシーフは、向正面で右後ろ脚を落鉄する不運。水分をたっぷりと含んだ芝でグリップが利かず、体力をロスしてしまった。それでもゴール前は意地の末脚。メタルスピードを頭差振り切り切っての3着で、王道ステップ・共同通信杯を制した地力を示した。

 ルメールは「ちょっとペースが速くて後ろからになってしまった。(落鉄の影響で)3、4コーナーは内にモタれてしまったし、馬場が悪くてバランスが取れなかった」と悔しそうな表情。西村師は「今日はしっかりと仕上げられて状態は良かった。最後まで頑張ってくれました。元々、東京の方が合っていると思っていたので」と次戦ダービーでの巻き返しを誓った。

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