【オークス】リバティに唯一勝ったことがあるラヴェルは4着 坂井「この馬の力は出し切れた」

2023年5月21日 17:00

<オークス>リバティアイランド(右から2頭目)が残り200メートルから抜け出し独走、2着ハーパー(左端)4着ラヴェル(右端)らに大差をつける(撮影・篠原岳夫)

 牝馬3冠の第2弾「オークス」は、桜花賞に続いてリバティアイランド(牝3=中内田)が制し、2冠を達成した。勝ち時計は2分23秒1。

 昨秋のアルテミスSでリバティアイランドに土をつけたラヴェル(牝3=矢作)は10番人気の低評価だったが、4着と奮闘した。騎乗した坂井は「返し馬から今までで一番、雰囲気が良かった。レースでも折り合いがついて、この馬の力は出し切れた。最後は勝ちに行った分の4着」とした。

 5着シンリョクカ(牝3=竹内)の吉田豊は「もう少しいい枠を引けていれば…。きょうは強い競馬をしたと思います。人気馬の後ろにはまれば良かったんですけど、ずっと外を回らされました。ちょっと力みながら走っていたけど、直線も頑張っていた。勝ち馬みたいに内側で前に壁をつくって走りたかった。体が増えていたし、落ち着いていたので、これからが楽しみな馬ですね」と話していた・

 ▼オークス 牝馬3冠の第2弾。1938年秋に芝2700メートルの「阪神優駿牝馬」が創設され、46年から東京芝2400メートルの「優駿牝馬」に。秋から春に移行は53年。桜花賞との2冠制覇は昨年のスターズオンアースまで16頭いる。

特集

2023年5月21日のニュース