【日本ダービー】サトノグランツの川田「この馬自身がリズム良く走れる競馬を」

2023年5月24日 11:28

<日本ダービー・追い切り>坂路で追い切るサトノグランツ(撮影・亀井 直樹) 

 28日にG1・日本ダービー(東京芝2400メートル)を控え、京都新聞杯を制したサトノグランツ(牡3=友道)に騎乗する川田将雅が24日、共同記者会見に臨んだ。

 ――京都新聞杯を振り返って
 「最後はたくさんの馬が横並びになる中で、なんとか絞り出して前に出てもらって、勝ちきってもらったというところです」

 ――道中の感じは
 「リズム良く走れていましたし、いい雰囲気で道中は走ることができていたと思います」

 ――レースに乗るのは昨年12月以来だった
 「あの頃も背中はいい雰囲気の馬ではありましたが、やはり幼さがあり、体が動けない状態でしたので。それを少しずつ少しずつ動かしていきながら直線、ゴール入るまでになんとかつかまえてという未勝利戦だったので、これから良くなってくる馬だなという話をしながらというところだった。ダービーに間に合って良かったなという思いです」

 ――気性や折り合いは
 「とても素直な穏やかな子です」

 ――東京2400は
 「2200メートルまで走れていますし、200メートル延びますけど対応できるだろうと思いますし、左回りも特に問題なくこなしてくれるんじゃないかというイメージです」

 ――中間の状態については
 「順調に来ていると聞いています」

 ――初対戦のメンバーも多い
 「何よりダービーですから。この馬自身がどれだけの競馬ができるかというところですね」

 ――ダービーとは
 「日本の競馬はダービーに始まりダービーに終わるというか、ダービーを中心に1年が動いていると言っても過言ではないですので。ダービーが終われば、次の年のダービーに向けての新馬戦が始まっていきますので。ジョッキーとすれば18頭の馬の1人のジョッキーとして常にダービーに参加していたいと、その舞台に立っていたいと思うレースですので。とても重たいレースだと思っています」

 ――今年のダービーへの思い
 「サトノグランツが京都新聞杯をしっかり勝ちきってくれたことで賞金を加算してダービーに向かえる中、今年もダービーに乗れるということをありがたく思いますし、そこが一番ですかね」

 ――スタート前、当日の気持ちも普段の競馬とは違うか
 「朝から競馬場の雰囲気も違いますし、ダービーのために1年やってきていますので、それは特別なものであるのは当然。特別な時間です」

 ――東京の今の馬場状態は
 「レース次第で内も残りましたし、全体的に芝コースはいい状態で行われていた。とてもフェアな馬場だと思います」

 ――思い描く展開は
 「この馬自身がリズム良く走れる競馬を、というところですね」

 ――枠順の有利不利は
 「もちろん、あると思います。当たった枠で頑張ります」

 ――意気込みを
 「お客さんがたくさん戻ってのダービーですので、天気良く素晴らしい一日になることを願っていますし、その中でサトノグランツとともに精一杯の走りでダービーというものに挑んでいきたいと思いますので、当日まで無事に迎えてもらって全力で頑張りたいと思います」

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