ケンタッキーダービー馬フサイチペガサス死す、26歳…加齢で体調悪化「素晴らしい競走馬だった」
2023年5月24日 22:41 2000年ケンタッキーダービーを制したフサイチペガサス(牡、父ミスタープロスペクター)は加齢による体調悪化のため、23日に安楽死の処置が取られた。24日、クールモアが発表。26歳だった。
1999年12月にデビューし、初戦2着の後、年明けから5連勝でケンタッキーダービー制覇。馬主の関口房朗氏はアジア人として初めてケンタッキーダービー優勝馬のオーナーになった。3冠第2ラウンドのプリークネスSは2着、秋のBCクラシック6着後に引退し、クールモアが所有するケンタッキー州のアシュフォードスタッドで種牡馬入り。同スタッド、ゼネラルマネジャーのダーモット・ライアン氏は「フーペグ(愛称)は素晴らしい競走馬だった」と別れを惜しんだ。
産駒は米国でバンディニ、ローマンルーラーなどがG1勝ち。シャトル種牡馬として豪州に渡り、ハラダサンがG1を制した。日本ではフィフティーワナーやフサイチセブン、テーオーヘリオスが重賞を制している。