【宝塚記念】(7)プラダリア 菱田で一発狙う!12年目の初栄冠へ

2023年6月23日 05:26

雨の中、運動するプラダリア(撮影・亀井直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=22日】菱田はプラダリアとの初コンビ。デビュー12年目で初めて春のグランプリに騎乗する。菱田は「今年は栗東に残って騎乗を続けているので、G1の騎乗機会を頂いて素直にうれしいです」と胸を躍らせる。

 1週前のCWコースで初コンタクト。直線グンと加速して6F82秒4~1F11秒4を刻み、僚馬と併入した。好気配を感じ取った調教ウオッチャーの新谷は、改めて鞍上の感触を確かめるため所属の岡田厩舎へ。菱田は「騎乗する前のイメージはもっさりしているのかなと思っていましたが、乗りやすくて反応が良かった。いい背中をしているし、抜群の動きでした」とうなずいた。

 舞台となる阪神2200メートルは2走前の京都記念でドウデュースから0秒6差の3着に好走。「器用さがあって、どんなレースでもできそうな印象。(先週)乗った感じから欠点が少ないタイプ。重賞でも勝ち負けしているし、コース替わりは良さそうです」と舞台を歓迎する。

 例年、北海道シリーズを主戦場にしている菱田のここへ懸ける意気込みも力強い。「後輩がG1を勝っていますし、僕もG1を手にしたい」。昨年の天皇賞・春は自厩舎のテーオーロイヤルで3着。タイトルに手が届きそうなところまで来ている。「凄いメンバーがそろいましたが、出来の良さは負けていない。(他馬の回避で)出走できる運もあるので一発狙っていきますよ」と笑みを浮かべた。新谷はプラダリアの激走に注意が必要と感じた。

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