【神戸新聞杯】ファントムシーフ 抜群ラスト1F11秒7!心身ともに成長
2023年9月22日 05:17 蹄跡一つない坂路を真っすぐ駆け上がった。ファントムシーフは午前6時の開門直後に馬場入り。序盤は抑えが利き、徐々にスピードに乗っていく。ラスト1F標識手前で軽く気合をつけるとギアが切り替わり、急勾配のゴール前で加速した。良発表でも前日の雨で水分を含んだタフな馬場。ゴール前で脚色が鈍る馬もいる中、ラスト1Fはこの日最速の11秒7を刻んだ。全体時計は4F53秒3にセーブしたが、しまいは目を引く伸び。稽古をつけた梛木助手は「前半からスピードを落とすことなく、ラスト300メートルから踏み出していった。イメージ通りの追い切りで抜群の動き。自信を持って送り出せます」と力強く語った。
「夏場の牧場での過ごし方が非常に良く、いい成長曲線を描いています。精神面が安定してきました」と心身ともに成長した姿に、目を細めていた。秋初戦でV発進へ、準備は整った。