【朝日杯FS】2着エコロヴァルツ 武豊「惜しかった」牧浦師「幅が広がるレースができた」

2023年12月18日 05:17

 負けて強し。武豊が手綱を取ったエコロヴァルツは最内枠から五分のスタートを決めて中団に付けたが向正面で他馬と接触。後方までポジションが下がった。それでも鞍上は焦らず、末勝負に徹する。余力たっぷりに直線に入ると馬群の一番外に持ち出し、上がり3F34秒1と出走メンバー最速の脚で2着。

 武豊は「惜しかったね。よく走っている。向正面で引っかかった馬にぶつけられたのがもったいなかった」と悔しい表情で切り出したが、「それでも途中からリズム良く運べたし、先につながる競馬ができた」と来年に向けて確かな手応えをつかんだ。好位抜け出しでデビュー2連勝を飾った。不利があったとはいえ、全く違う立ち回りでG1連対。負けはしたが賞金加算に成功。牧浦師は「幅が広がるレースができました。あれなら距離が延びても大丈夫だと思う」と先を見据える。来春まで休養へ。さらに成長した姿を見せてくれるはず。

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