【京都記念】G2&京都&重馬場大好き!プラダリア 春のG1戦線へ得意舞台で始動

2024年2月7日 05:30

池添を背に追い切りへ向かうプラダリア(撮影・亀井直樹)

 今週末の3重賞は春の大舞台につながるステップレース。4年ぶりに京都で行われる古馬中距離G2「第117回京都記念」はG22勝の実力馬プラダリアが好ムード。昨年の当レースは勝ったドウデュースと0秒6差の3着に敗れたが、同期の強敵不在ならリベンジのチャンスだ。昨秋の京都大賞典1着以来となる京都で再びG2制覇を狙う。

 G2コレクターが新たな勲章を手に大舞台を目指す。プラダリアは22年青葉賞&23年京都大賞典を勝ち、G2戦は【2・0・2・2】と好相性。昨年の京都記念も3着と上位争いを演じた。一方、G1は4戦して22年ダービーの5着が最高着順。前走の有馬記念(14着)もG1の壁にはね返された。

 池添師は「前走はプラス6キロぐらいの馬体重で出せるかと思ったけど、マイナス(6キロ減)だったからね。(競馬場に)着いてからカイバを食べず、パドックではいつもと違って、ずっとチャカチャカしていた」と当日の様子を振り返る。レースは初コンビのムルザバエフが積極的に好位をキープするも伸び切れず。指揮官は「枠順(14番)も厳しかったし最後はガス欠した」と悔しそうに振り返る。

 暮れの大一番を使った後は放牧を挟み、G2戦のここを始動戦に選択した。池添師は「リフレッシュして、いい状態。入厩してからここまで順調に来ている」と感触を口にする。中4~6週のレース間隔は3戦3勝。Vローテの中6週で3度目の重賞制覇を狙う。

 全3勝に導いた指揮官の兄・池添とのコンビ復活も心強い。鞍上は先月24日、31日と2週連続でCWコースの追い切りに騎乗。1週前はラスト1F11秒4の切れ味で僚馬ピストンボーイ(3歳未勝利)に2馬身先着した。指揮官は「1週前の全体時計(6F87秒2)は遅かったけど2週続けて乗ってもらって、いい感触をつかんでもらえた」と仕上がりに太鼓判を押す。

 年明けから続く京都のタフな馬場にも不安はない。2走前の京都大賞典Vは重馬場で挙げた。池添師は「京都は相性がいいし、渋った馬場も全然問題ない」と力を込める。同期にイクイノックス、ドウデュースがいる最強の5歳世代。得意のG2で弾みをつけ、もう一つ上のステージに突き進む。

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