【クイーンC】“牝馬王国”国枝厩舎 3本の矢で狙う桜
2024年2月7日 05:16 【東西ドキュメント・美浦=6日】懸念された積雪もなく平常通りに調教が行われた全休日明けのトレセン。隊列を組んで馬場入りしたシャドーロールの一団に国枝師がスタンドから双眼鏡を向けている。「この馬はまだトモが緩いけど、成長すれば、いいところまで行けるんじゃないか」。クイーンCに出走するルージュスエルテのキャンターに双眼鏡を合わせながら口火を切った。
アーモンドアイやアパパネなどを輩出した“牝馬王国”国枝厩舎はクイーンCとも相性がいい。アカイトリノムスメが優勝し、フロンテアクイーン、マジックキャッスルが2着。「スピードだけなら、こちらの方が上だろうな。距離が延びてどうかだが、とりあえずマイルまでは走ってほしいね」と梅崎に語った。1400メートルのこの2戦はスピードの違いでいずれも5馬身差の逃げ切り。阪神JF2着ステレンボッシュ(桜花賞直行)、2戦2勝ミラビリスマジック(チューリップ賞)とともに桜のタイトルを狙う牝馬王国3本の矢だ。