【佐賀・第24回サマーチャンピオンJpnⅢ】29日発走 サンライズホーク M・デムーロと大会連覇へ! 予想印を公開

2024年8月28日 12:00

自在性は豊かで底力も十分のサンライズホーク

 佐賀競馬2大競走、夏のナイター祭典「農林水産大臣賞典第24回サマーチャンピオンJpnⅢ」(指定交流、距離1400メートル、1着賞金3000万円)が29日11R(19時55分発走)ゲートイン。来たる11月4日に佐賀競馬で開催される地方競馬最大の祭典「第24回JBCスプリントJpnⅠ」(指定交流、距離1400メートル)につながる大注目の一戦だが、過去JRA勢が20Vと圧倒しており今年も地方勢に高い壁として立ちはだかる。

 ◎⑦サンライズホーク デビュー2戦目の22年9月小倉「3歳未勝利」から4連勝。その後は23年4月中山リステッド競走の「京葉S」10着、23年5月新潟オープン「越後S」6着。そこからは屋根に名手M・デムーロを迎え地方交流重賞路線を歩むこととなる。昨年大会は大外から積極的にハナを奪うと道中はスイスイと運び2着に0秒5差をつける快逃劇で重賞初制覇を飾った。続く12月園田1400メートル「兵庫ゴールドトロフィーJpnⅢ」は好位駆けを決め、さらに今年2月名古屋1500メートル「かきつばた記念JpnⅢ」も逃げて重賞3連勝を達成。前々走3月高知1400メートル「黒船賞JpnⅢ」、3カ月休み明けの前走6月浦和1400メートル「さきたま杯JpnⅠ」はいずれも11着と振るわなかったが、自在性は豊かで底力も十分。ゲンがいい佐賀でM・デムーロと共に大会連覇を狙う。

 ◯⑩テイエムトッキュウ 20年7月阪神芝「2歳新馬」でデビュー。芝の1200メートル戦で3勝を挙げたが、23年1月からは主戦場をダートに変更した。ダートはこれまで1200メートル戦を6戦して3勝。23年1月中山「新春S」を逃げ切ってダート初Vを飾ると23年4月には中山リステッド競走「京葉S」も堂々と先行押し切り勝ち。そして前々走23年12月中山「カペラS GⅢ」で逃げて待望の重賞初Vを達成した。今年は前走4月大井「東京スプリントJpnⅢ」3着1走のみのうえ、さらに小回り佐賀コースでダート初の1400メートル戦と未知の部分もあるが、秀逸な出脚とスピードを兼備していることは証明済みだ。鋭敏にV争いを演じるに違いない。

 ▲⑥メイショウテンスイ 19年10月東京「2歳新馬」でデビュー。デビュー戦から2連勝すると同年12月、園田1400メートル2歳重賞「兵庫ジュニアグランプリJpnⅡ」で勝ち馬から0秒2差の2着と好走。翌年8月4大会前にあたる佐賀「サマーチャンピオンJpnⅢ」でも勝ったサヴィから0秒1差の2着と見せ場を作った。続く10月1400メートル東京リステッド競走「グリーンチャンネルC」で4勝目をマークすると3年7カ月白星から遠ざかったが、前走7月1700メートル福島リステッド競走「ジュライS」で逃げ切りに成功した。重賞Vこそないが、中央GⅢも3度経験しておりハナを奪えずとも好位からしぶとい競馬はできる。ペース、展開次第で大仕事はあり得る。

 ☆②ラプタス 18年12月阪神芝「2歳新馬」でデビューし4戦目からダートに路線変更。これまでダート1400メートル戦で10勝をマークしている。中央では重賞Vはないが21年3月阪神オープン「ポラリスS」を制している。一方で地方重賞は20年3月高知「黒船賞JpnⅢ」、20年5月と21年5月の名古屋「かきつばた記念JpnⅢ」、22年12月園田「兵庫ゴールドトロフィーJpnⅢ」、そして3年前の佐賀「サマーチャンピオンJpnⅢ」と5Vの実績がある。また22年9月には海外(韓国)にも遠征している。1200メートル「コリアスプリントGⅢ」で2着に入った。近況は結果が出ていないが、経験値は極めて高い。今回はトップハンデとなるが、1400メートルのスペシャリストとして佐賀で復調アピールといくかに注目だ。

 △⑧コパノパサディナ 22年11月阪神「2歳新馬」でデビュー。これまでオープン勝ちはないが、20戦して1400メートル戦を2勝、1200と1700メートル戦で1勝ずつを挙げた。また2着は5回を数える。中距離戦も使われてきただけに柔軟性は十分。今回初の地方重賞となるが、全メンバー12頭の中で最年少の4歳でフレッシュさがありJRA勢の中で最もハンデが軽いのはプラス材料。ここで名を売っても何ら不思議ではない。

特集

2024年8月28日のニュース