【船橋競馬 フリオーソレジェンドC】ナニハサテオキ重賞初V 次走は中央交流も視野に
2024年8月28日 21:14 「第2回フリオーソレジェンドカップ」が28日、船橋競馬場で行われ、3番人気のナニハサテオキが直線で差し切って、重賞初制覇。管理する平山真希師(44=浦和)は18年笠松のオグリキャップ記念(エンパイアペガサス)以来、6年ぶりの重賞3勝目となった。同馬と2着ギガキングには「第71回日本テレビ盃」(Jpn2、9月25日、船橋)への優先出走権が与えられた。
「重賞は絶対勝てる馬」。手綱を取った森と陣営のその思いが結実した瞬間だった。レースは厳しい展開。スタート直後の直線でエメリミットと接触して1コーナーは後方4番手のポジション。それでも「反応良く取り付けた」という森の言葉通り、離されることなく向正面に入ると徐々にポジションを上げていった。
3コーナーではギガキングを目標にするように直後から追い上げ開始。直線残り200メートルで先頭に躍り出たギガを見ながら、森は右ステッキの連打。一気に外からかわして突き放した。
脚元に不安があるため一戦一戦が“勝負態勢”。「馬の状態を見ながらオーナーさんとの相談になるが、(次走は)権利を獲った中央交流も視野に入れる」と平山師。浦和転入後、パーフェクト連対を続けながら、さらなるビッグタイトルを狙う。
▽ナニハサテオキ 父ジャングルポケット 母ファーマジェンヌ(母の父プリサイスエンド) 牡5歳 浦和・平山真希厩舎 馬主・目黒牧場 生産者・北海道日高町の目黒牧場 戦績19戦8勝(南関東11戦7勝) 総獲得賞金6775万1000円。