【菊花賞】アーバンシック 状態の良さアピール 武井師「一歩一歩大人になっている」

2024年10月17日 05:24

3頭併せで追い切るアーバンシック(中)=撮影・郡司 修

 勲章を得て、大舞台へ駆け出す。アーバンシックは前走セントライト記念で念願の重賞タイトルを獲得。注目の最終追いはWコースで躍動感のある動き。状態の良さをアピールした。

 3頭併せの真ん中。前にシホリーン(2歳1勝クラス)、後ろにカリーシ(3歳2勝クラス)を置く。序盤はリズム重視。我慢の利いた走り。4角を回ったところで、前を走る僚馬との差を縮めていく。馬体が重なる。一気にスパート。力強い伸び脚で6F81秒8~1F11秒3をマーク。馬なりのままシホリーンと併入し、カリーシには2馬身先着した。武井師は「先週いっぱいに追い切ったことで気合乗りが良くなった。いい感じで状態は上向いています」と太鼓判を押した。

 指揮官はこれまでと違った姿を見せる愛馬に成長を感じ取っていた。「一歩一歩大人になっている。ダービーやセントライト記念の時は(調教の)馬場入りの時に止まったりしたけど、今週は全くなかった」と話す。秋華賞を制したルメールを背に、ラスト1冠へ羽ばたく。

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