重賞2勝馬マスクトディーヴァ、屈腱炎で引退…繁殖入り 府中牝馬S3着がラストラン
2024年10月18日 18:01 昨年ローズS、今年の阪神牝馬Sと重賞を2勝しているマスクトディーヴァ(牝4=辻野、父ルーラーシップ)の引退が決まった。18日、社台レースホースが発表した。
今季は14日の府中牝馬Sで始動し、3着。その後、左前肢のむくみがなかなか治まらなかったことから、この日、栗東トレセン診療所でエコー検査を受けたところ、つなぎ部分に屈腱炎を発症していることが判明した。
この部分の屈腱炎は過去の症例を見ても通常の症状より予後が悪い場合が多いとし、獣医師によると炎症部の程度は重度の部類で復帰に1年以上の長期休養を要する、との見解だった。また、復帰したとしても再発の可能性があることから、ここが引き際と判断し、引退および繁殖入りの運びとなった。
通算9戦4勝、獲得賞金は2億1589万6000円。昨年秋華賞2着、今年のヴィクトリアマイル3着とG1でも好走した。