【小倉大賞典】ロングラン豪快差し切り!7度目重賞挑戦で悲願初V
2025年2月24日 04:25 「第59回小倉大賞典」が23日、小倉競馬場で行われ、4番人気ロングランが7度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得した。鞍上の丹内祐次(39)は先月25日の小倉牝馬S(フェアエールング)に続き、冬の小倉開催で重賞2勝目を挙げた。
逃げ馬セルバーグが前半1000メートル通過58秒6のハイペースを刻み、縦長の隊列。末勝負に徹したロングランは直線に入った時点でまだ後方5番手だったが、馬場の真ん中から上がり3F最速34秒0の脚で差し切った。丹内は「ずっと悔しい思いをしていたので勝てて良かった。折り合い、手応え、どれも完璧。あとは仕掛けのタイミングだけ。馬の末脚を信じて乗りました」と満面の笑みを浮かべた。
小倉大賞典は23年4着、昨年2着に続く参戦。三度目の正直で重賞ウイナーの仲間入りを果たした。和田勇師は「今回が一番、状態は良かった」と胸を張る。年齢を重ね、以前に見られた気難しさが解消しつつある。今後については「千八がベストだが、いい条件がない。具体的なレースは未定だけど、距離を延ばすよりはマイルを試したい」と先を見据えた。長く元気に走ってほしい。馬名の由来通り、7歳セン馬の物語はまだまだ続く。
◆ロングラン 父ヴィクトワールピサ 母ノッテビアンカ(母の父ケンダルジャン)18年2月9日生まれ セン7歳 美浦・和田勇厩舎所属 馬主・梅沢明氏 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績25戦6勝 総獲得賞金1億6058万8000円 馬名の由来は長く元気に走ってほしい。