【サウジC】フォーエバーヤング会見 2度目Vの矢作師「映画より素敵」「こんなに感動するんだ」
2025年2月23日 09:43 サウジカップデーが22日、キングアブドゥルアジーズで行われ、G1サウジカップをフォーエバーヤング(牡4=矢作)がV。1着賞金1000万ドル(約15億7020万円)のビッグレースで海外G1初勝利を挙げた。
矢作芳人師(63)が勝利関係者インタビューで喜びを語った。
――最後の400メートル、追い比べはどういう心境で見ていたのか。
「馬を信じるしかなかったけど、これで逆転すれば映画より素敵(すてき)だなと思いました」
――香港のロマンチックウォリアーとの対戦について。
「やはりダートで走るか全く分からないので。ただ、他のメンバーとは力の差があると思っていたし、彼が走るかどうかだけが怖かったですね」
――最後は差し返し、素晴らしい根性を見せてくれた。
「私が手がけた中でも最高の馬だなと確信しました」
――サウジカップは23年パンサラッサ以来、2年ぶり2度目の勝利。
「2度目でもこんなに感動するんだなと。自分でもびっくりするくらい、うれしいです」
――昨年3着のBCクラシック(11月1日、デルマー、ダート2000メートル)が目標になる。
「もちろんですけど、その前にサウジカップとドバイワールドカップ(4月5日、メイダン、ダート2000メートル)をダブル(連勝)した馬はいないので、それを何とか成し遂げたいです」
――レースに臨むにあたって23年と違った点は?
「パンサラッサの時はプレッシャーが全くなかったので楽しかったです。今年はロマンチックウォリアー以外には負けられないと思ったし、プレッシャーはきつかった。パンサラッサは逃げないと駄目という作戦が決まっていたけどフォーエバーヤングは自在性があって、どんな競馬もできるので、その点に関して作戦の細かい打ち合わせはなかった」