【金鯱賞 展望】プログノーシス3連覇へ万全 追うデシエルト、ラヴェル

2025年3月9日 19:48

プログノーシス

 15日から春の中京開催がスタート。開幕を飾る日曜(16日)のメインはG2「第61回金鯱賞」(芝2000メートル)。3週後のG1「大阪杯」(4月6日、阪神芝2000メートル)に向けての重要なステップレースとなる。

 主役はもちろん、当レース3連覇を狙うプログノーシス。昨年の当レースでは中団の後ろから上がり3F最速の脚で差し切り、23年菊花賞馬ドゥレッツァに5馬身差をつけた。以降は勝ち星こそないが4月の香港クイーンエリザベス2世C、10月の豪州コックスプレートで2着と海外G1で強豪を相手に好走。国内トップレベルの実績を誇る。有馬記念11着以来でも、6日の1週前追いは新タッグの西村淳を背にビッシリ追われ、この日の栗東CWコース6Fで1番時計の6F77秒9~1F11秒7を刻んだ。春の大舞台に向け、好スタートを決める。

 逃げ切りで連勝中のデシエルトは昨年12月の中日新聞杯で重賞初制覇を飾った。19年セレクトセール当歳で2億7000万円(税込み)の値をつけた良血が本格化。今回も自分のスタイルを貫く。

 ラヴェルは近2走がエリザベス女王杯2着、チャレンジC1着と不振を完全に脱した。目標は大阪杯でも、動きは上々で力を出せる態勢。ひと叩きしたクイーンズウォークも侮れない。

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