【葵S展望】マーガレットS覇者ポッドベイダーが重賞獲りへ 橘S覇者ムイは聖奈とのコンビ

2025年5月25日 19:32

昨年の福島2歳Sを制したポッドベイダー

 日本ダービー前日の5月31日に行われる3歳限定の芝スプリント重賞、葵S(京都芝1200メートル内回り)も見応え十分。使い込んだ開催最終週の芝で馬場適性を問われそうだ。

 前走マーガレットSを制した関東馬ポッドベイダーの注目度が高まっている。同舞台の前走は良馬場で勝ち時計が1分9秒6と遅いが、少頭数でペースが落ち着いたため。道中2番手から難なく抜け出した内容は優等生の取り口だ。遠征慣れしているのは好材料。デビューから6戦連続この距離に起用され、レースぶりに安定感がある。

 同じ上原佑厩舎の僚馬ワースはここ2走で距離を縮め、芝1200メートルへ。1勝クラス2着から前走の雪うさぎ賞Vと軌道に乗った。道中は少々、忙しくても、この距離の方がピリッとした脚を使える。

 ダンツエランの参戦も熱い。2度のG1舞台では、ともに2桁着順。苦汁をなめたが昨年ファンタジーSが文句なしの強さだった。馬場状態を問わないのも強み。初の1200メートルに対応できれば勝ち負けになる。他に決め手を秘めるカワキタマナレア、橘Sを豪快に差し切って今村とコンビ継続で臨むムイなどがエントリー。白熱の争いになる。

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