【しらさぎS】マイル戦連勝中の5歳馬ダイシンヤマト

2025年6月18日 05:18

ダイシンヤマト

 宝塚記念が終了し、一気に夏モード。衣替えよろしく、データ分析の当コーナーもリニューアル。果敢に攻めよう。今週はサマーマイルシリーズ開幕戦「しらさぎS」をピックアップする。昨年までリステッド競走だった米子Sがレース名を変え、G3に昇格。米子S過去10年(昨年は京都開催)を振り返り、勝ち馬を導き出す。

 《人気》1番人気は【4・3・0・3】で連対率70%は優秀。ただ、近2年は23年ジャスティンスカイ8着、24年ノーブルロジャー4着と“券外”に沈んでいる。23年は10番人気メイショウシンタケが勝ち、3連単122万円超の大波乱。24年も10番人気アナゴサンが3着に食い込み、波乱が続いた。

 《ステップ》前走マイル組が6勝、2着6回と活躍。勝率9・7%は距離延長組=2・8%(1勝)、距離短縮組=6・5%(2勝)を大きく上回る(他に前走障害出走馬が1勝=18年ベステンダンク)。近3年、前走マイル組は22&23年が掲示板(1~5着)を独占、24年はワンツーを決めた。また、クラス別では前走2勝クラスを含む平地の条件戦を勝ち上がった馬が【2・0・2・3】と健闘。勢いで通用するケースもある。

 《世代》22年ウインカーネリアンから5歳馬が3連勝中で【5・4・4・23】の好成績。勝率13・9%、連対率25%で4歳馬と6歳以上に差をつけている。侮れないのは若い3歳馬。サンプル数は少ないが出走2頭で1、4着と上位争いに加わった。

 《夏は牝馬》今年はG1・2勝チェルヴィニアを筆頭に牝馬が3頭登録。「夏は牝馬」の格言通り過去10年、出走20頭で【4・2・2・12】と好走し、勝率20%は牡・セン馬の5・5%を圧倒している。特に1、2番人気の牝馬は【4・2・0・1】。上位人気の牝馬は信頼度が高い。

 《結論》2、3勝クラスのマイル戦を連勝中の5歳馬ダイシンヤマトをプッシュ。右回りの芝マイル戦は6戦4勝で敗れた2戦も3、4着と崩れていない。連勝の勢いに乗ってクラスの壁を突き破る。上位人気必至の4歳牝馬チェルヴィニアは外せないが、前走2410メートルから一気の距離短縮が割り引き材料。同じ牝馬なら3歳ダンツエランの一発が怖い。

特集

2025年6月18日のニュース