【水沢競馬 一條記念みちのく大賞典】リケアカプチーノV 吉原「理想の形の競馬はできた」

2025年6月30日 01:30

一條記念みちのく大賞典を制したリケアカプチーノと吉原(右)(岩手県競馬組合提供)

 上半期の岩手最強馬決定戦「第53回一條記念みちのく大賞典」(M1)が29日、水沢競馬の12Rで行われた。1番人気のリケアカプチーノ(牡3=菅原勲、父トランセンド)がヒロシクンとの叩き合いを鼻差制し、東北優駿に続く重賞連勝を飾った。

 3歳馬の同レース優勝は史上初。手綱を取った吉原は「ヒロシクンの間に他の馬を挟みたくなかったから最初から徹底マーク。理想の形の競馬はできました。ただ、それもスタートひとつで一気に作戦が変わってしまう。本当に馬の地力がないとできないレースだったので、馬が応えてくれて、力を出してくれてありがたいなと思います」とコメントした。

 一方、管理する菅原勲師は「作戦はなかったのですが、東北優駿で出遅れているのでスタートだけ気をつけようと。レースでは思ったより良い2番手が取れたので見ていて楽でした。しかし最後の直線は交わせそうで交わせない。やっぱりヒロシクンもなかなかしぶといと思いましたね。ゴールに入ってもどちらが勝ったか分からなかった。今日のレースは120点。3歳馬がこの時期に古馬に勝ったことでこれからの成長が楽しみですし、凄いレースで勝ってくれたので自分も久々にうれしいですね」と振り返った。

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