【盛岡競馬 せきれい賞】10歳馬ゴールドギア重賞初V 次走は8月OROカップ

2025年7月28日 13:00

せきれい賞を制したゴールドギア(右)(岩手県競馬組合提供)

 盛岡競馬の重賞「第47回せきれい賞」(芝2400メートル)が27日の10Rで行われ、3番人気ゴールドギア(牡10=伊藤忍、父ロードカナロア)が5番手から徐々に位置を上げ、直線で抜け出した。

 10歳にして重賞初勝利。2着ギャレット、3着カレンルシェルブルと上位3頭に岩手県知事杯OROカップ(8月24日、盛岡芝1700メートル)の優先出走権が与えられた。

 一昨年の2着馬、鞍上の高橋悠里は今回が17回目のコンビ。「ずっと騎乗させてもらっている馬で重賞を勝って素直にうれしいです。自厩舎ですから、なおさらでした。ゲートの出が遅いのでスタート後は馬なりでリズムを重視して徐々に前へ行こうと考えていました。道中、気持ちよく走っていました。先頭に立つとソラを使うタイプ。それを気をつけていましたが、今回は地元同士でしたからね」と振り返った。

 今回が再転入初戦だった。管理する伊藤和忍師は「芝が復活しましたから、名古屋から戻ってきました。若干、体が寂しく映りましたから帰厩後は馬体回復を重点。夏負けしないようにケアをしました。一昨年のせきれい賞で2着に敗れて悔しい思いをしましたが、2年越しでついに重賞を取ることができました。次走はOROカップ。一昨年3着でしたから、距離にも対応できると思います」と見通しを語った。

特集

2025年7月28日のニュース