【すずらん賞】ウチュウノセカイ 短距離血統継ぐ!陣営期待「ゲートもテンの脚も速く理想的な馬」
2025年8月26日 05:21 土曜札幌9Rすずらん賞(芝1200メートル)にはウチュウノセカイがスタンバイ。厩舎ゆかりの血統馬が虎視眈々(たんたん)と2勝目を狙っている。
500キロ近い雄大な馬体にはスプリンターの血が脈々と流れる。父は19年スプリンターズS覇者、母リッチクレマチスは厩舎の先輩で芝6F戦で2勝。母の父ローレルゲレイロは09年に高松宮記念、スプリンターズSを制した。デビュー時から付きっきりで担当する圓谷助手は「ゲートもテンの脚も速い。普段はおとなしくて、オンとオフがしっかりしているのがいいところ。賢くて理想的な馬」と素質を感じ取る。
札幌芝1500メートルの新馬戦こそ8着に敗れたが、300メートル短縮した前走で初勝利。好位外から楽な手応えで後続を振り切る完勝だった。2戦続けて中1週の臨戦過程でも、中間は21日から乗り出して好調キープ。同助手は「前走は馬も全部出し切っていない感じ。疲れはないです」と伝える。開催が進んだことで条件も好転。「元々ダートの短いところかな、という話もあった馬。パワーはあるので荒れた馬場は歓迎。ここでも格好のつく競馬をしてくれたら夢が広がりますよね」。さらなる大舞台を見据え、初勝利を刻んだ北の大地から軌道に乗せていく。