【阪神新馬戦】エアビーアゲイル 兄ベラジオオペラの背中追う!
2025年9月23日 05:12 注目の2歳馬を紹介する「Road to 2026」。土曜の阪神5R(芝2000メートル)でデビューするエアビーアゲイル(牝=辻野、父シスキン)は24&25年の大阪杯を連覇し、今年の宝塚記念2着だったベラジオオペラの半妹。舞台適性を見込み、兄が活躍したコースで初陣Vを狙う。同日の中山9R・芙蓉S(芝2000メートル)にはガイヤース産駒ザーフィル(牡=林)がスタンバイ。福島の新馬戦に続く連勝でオープン特別勝ちを目指す。
偉大な兄の背中を追い、一歩目を踏み出す。土曜の阪神芝2000メートル戦で大阪杯を連覇したベラジオオペラの半妹エアビーアゲイルが初陣を迎える。兄以外にも05年秋華賞を制したエアメサイア、08年AJC杯覇者エアシェイディなど近親に活躍馬が多数いる良血。担当の高田助手は「いいものを持っていると思います。(馬体重は)460キロぐらいでの出走になりそう。カイバをしっかり食べてくれて調教を積んでもへこたれることなく順調に来ています」と好気配を伝えた。
先月末に栗東に入厩してからも問題なく乗り込まれ、態勢は整いつつある。18日の1週前追いはCWコースで5F71秒8~1F11秒9をマーク。僚馬2頭を追走しながら余裕を持って併入した。「ゆったり大きく走る馬。牝馬でピリッとした面はありますけど、カッカすることなくおっとりしています」と目を細める。
昨年に種牡馬デビューした父シスキンはここまで産駒のJRA10F戦Vはロックターミガン(芙蓉S出走予定)の新馬戦のみだが「(産駒は)マイル寄りとか、気が強いとかあるみたいですけど、この馬はそういう感じじゃないですね」との印象から陣営は中距離タイプと判断。同日の阪神4Rに組まれている牝馬限定の芝マイル戦ではなく、牡馬相手の10F戦を選択した。「体質的なものも含めて、いろいろしっかりしています」と言葉の端々に期待感がにじむ。兄が戴冠を果たした舞台で素質の片りんを示す。
