【秋華賞】桜花賞馬エンブロイダリーが2冠!牝馬3冠の最終戦を制した 京都騒然…カムニャック沈み16着

2025年10月19日 15:44

<京都11R・秋華賞>レースを制したエンブロイダリー(撮影・中辻 颯太) 

 牝馬3冠の最終戦となる京都競馬場のG1「秋華賞」はエンブロイダリーが制し、桜花賞に続いて2つ目のG1勝利を飾った。2着は逃げた鞍上・武豊のエリカエクスプレス、3着はパラディレーヌ。1番人気のカムニャックは16着に沈んだ。

 エリカエクスプレスが逃げる展開の中、1番人気のカムニャックと2番人気のエンブロイダリーが前に位置する展開。最終コーナー手前でカムニャックの手応えがあやしくなる中で、逃げるエリカエクスプレスをエンブロイダリーが追う一騎打ちの展開に。最後は桜花賞馬のエンブロイダリーが差し切り2冠を達成した。

 鞍上ルメールは天を指さし歓喜。「勝つことができた。本当にうれしいですね。オークスでちょっと残念でした。今回、秋華賞で勝つ自信がありましたから良かったです」と笑みを浮かべた。

 配当金は単勝11番は2番人気で550円、馬連は10―11で5280円、馬単は11―10で8170円、3連単は11―10―18で12万9850円、3連複は10―11―18で2万9560円となった。なお、WIN5の払戻金は的中1票で5億6252万1610円と歴代1位の高額配当。10番人気→14番人気→1番人気→9番人気→2番人気の決着だった。

 エンブロイダリーは父アドマイヤマーズ、母ロッテンマイヤー(母の父クロフネ)の血統で通算8戦5勝。騎乗したルメールはJRA・G1通算55勝目、森一誠師は同2勝目を挙げた。

 ▼秋華賞 1996年、エリザベス女王杯の古馬開放に伴って新設された3歳牝馬3冠路線の最終戦。2008年には3連単1098万2020円の高配当が出た。

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