【イグナイター引退式】野田善己オーナー「想像を超えていった。今度は僕が支えていきたい」
2025年11月6日 18:52 園田競馬場で6日、兵庫所属馬として初のJpn1(JBCスプリント)を制し、22、23年のNARグランプリ年度代表馬に輝いたイグナイター(牡7=新子雅、父エスポワールシチー)の引退式が行われた。
野田善己オーナー、新子雅司師、笹川翼騎手、田中学師、笹田知宏騎手に、JRAからは西村淳也騎手らが参加。イグナイターが馬場へ入ると笹川翼がまたがり馬場を1周。ゴール板に到達すると「ありがとう」の声が響いた。
野田オーナーは「イグナイターは私の想像を超えていきました。彼にはおんぶに抱っこで与えられてしまったものしかないので、今後は僕が彼を支えていきたい」と涙を流しながら語った。
新子雅師は「ステージを一つ上げてくれた存在です」と愛馬をねぎらった。
JBCスプリントで勝利に導いた笹川は「一戦一戦が思い出。JBCを勝った時は見たことのない景色を見せてくれた。これから子供に乗るのが楽しみ」と話した。
イグナイターは重賞9勝(Jpn1・1勝、Jpn2・1勝、Jpn3・2勝)。生涯獲得賞金の3億5712万4100円は兵庫県所属馬としては史上最高額。今後は北海道・新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入りする予定。
