昨年の当レース覇者（8）ヒロシクンが連覇を決める。今年は重賞のみ出走し【3・2・0・1】と連対を外したのは中央馬相手のマーキュリーCだけ。前走は好位から脚を伸ばしたヘリオスとの叩き合いに敗れたが、単騎逃げ濃厚な今回はマイペースで運べれば押し切れる。

　相手はウラヤ。絆カップを勝って参戦するのは昨年（3着）と同じ。直線長い盛岡で末脚が生きただけに、小回りの水沢替わりが鍵に。さばきやすい頭数で◎を早めに射程圏に入れられれば差し切りもある。スズカゴウケツが3番手。前々走・すずらん賞5着は逃げたヒロシクンを早めに捉えに動いた結果だろう。じっくり構えて乗れば上位食い込みがある。今回が重賞初挑戦となるダブルラッキーは水沢コースで先行力を発揮できれば馬券圏内も。格下だが当地で結果を残すタイセイアゲインに注意。


　▼ビッグタマテルーフ（伊藤和師）近走の走りを見ると、この馬なりに頑張っていると思うよ。強いヒロシクンがいるけど、この枠を生かして入着を狙えれば。

　▼ユイノダンディズム（千葉博次師）どうも調子が落ちている感じかな。ここはヒロシクンがハナを切るだろうし、2番手でも問題はない。前走以上の成績を残せればいいかな。

　▼ユウユウコラソン（佐藤祐師）古馬相手となった近走がひと息だから重賞ではどうだろう。まだまだ力をつけてくれる3歳だから、ここでの経験が次につながってくれればいいよ。

　▼タイセイアゲイン（佐藤雅師）右回りで結果を出しているので引き続き水沢コースは歓迎だが、いきなり重賞となると荷が重そう。どこまで力が通用するか力量を試す一戦だと思う。

　▼ダブルラッキー（菅原勲師）この馬なりに状態は維持している。このメンバーに入ると力が足りない感じだが、頑張ってほしい。

　▼ウラヤ（畠山信師）状態はいいですよ。小回りコースにどう対応するかが一番の課題ですね。この頭数でレースはしやすくなりそうなので、あとは鞍上に全て任せたい。

　▼スズカゴウケツ（千葉幸師）すずらん賞（5着）の走りから勝ち負けまで期待するのはどうだろう。ここを使って可能なら年末の桐花賞に出走しようと思っている。8割程度の状態で挑む予定です。

　▼ヒロシクン（佐藤雅師）特に変わったところはないので今回も、この馬の力は出せると思う。前回の水沢（8～10日）から直線外が伸びる馬場状態になっていたのが、逃げ馬のこの馬にとって気になるところ。