【阪神ジュベナイルF】スターアニスがV!混戦の2歳女王決定戦を制しG1初制覇 松山「本当に強かった」

2025年12月14日 15:43

<阪神・11R 阪神JF>レースを制したスターアニス(撮影・中辻 颯太)

 重賞勝ち馬の不在で混戦ムードだったG1「阪神ジュベナイルF」は単勝2番人気のスターアニスが制し、G1初制覇を飾った。2着は4番人気のギャラボーグ、3着は6番人気のタイセイボーグ。1番人気のアランカールは5着だった。

 ヒズマスターピースが逃げる展開で、注目のアランカールが最後方からの競馬に。レース中盤に外からグングン押し上げ迎えた最後の直線。大外に出したが伸びず。スターアニスが力強い脚を見せ混戦を抜け出し1着でゴール板を駆け抜けた。

 鞍上の松山は同レース10度目の挑戦で悲願の戴冠。「もう…凄くうれしい気持ちと、もう本当に感謝の気持ちです。しっかり外に出してあげた方が良い脚を使えるなっていうふうに思っていたので、そこはイメージ通りできたなと思います。馬に感謝したい。最後の脚は本当に素晴らしかった。本当に強かったです」と笑顔で勝利ジョッキーインタビューで語った。

 スターアニスは父ドレフォン、母エピセアローム(母の父ダイワメジャー)の血統で通算4戦2勝。騎乗した松山はJRA・G1通算7勝目、高野友和師は同11勝目を挙げた。

 ▼阪神ジュベナイルフィリーズ 1949年に関西所属の3歳(現2歳)チャンピオン決定戦として創設された「阪神3歳S」が前身。91年に牝馬限定「阪神3歳牝馬S」となり、2001年より現レース名。そのため90年以前の勝ち馬には牡馬が多く、サッカーボーイ、ゴールドシチー、テンポイントなどが勝っている。

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