【香港ヴァーズ】アーバンシックは10着…武井師「凄い残念な結果」 凱旋門賞3着のソジーが制す
2025年12月14日 15:32 香港国際競走が14日、シャティン競馬場で開幕した。G14競走の初戦「香港ヴァーズ」(芝2400メートル)は、日本から唯一の参戦となったアーバンシック(牡4=武井、父スワーヴリチャード)が10着だった。レースを制したのはギュイヨン騎乗で凱旋門賞3着だったソジー。最後の直線で抜け出した4頭での激戦を制しG1・4勝目を手にした。勝ち時計は2分28秒5。2着はジアヴェロット、3着にはゴリアットが入った。
スタート直後は後方からだったアーバンシック。その後にジワジワと位置を上げ、途中からは先頭でレースを引っ張る形に。しかし、最後の直線でルメールの合図に反応も、上位4頭の勢いについていくことができずに後退した。ルメールは「ペースが遅かったので、バックストレートで行かせることにしました。前の位置でうまくリラックスしていたが、直線でペースを上げることができませんでした。理由は分かりません」と厳しい表情だった。
日本調教馬の香港ヴァーズVは2001年ステイゴールド、16年サトノクラウン、19、21年グローリーヴェイズ、22年ウインマリリン。
▼アーバンシック・ルメール 残念ながらスタートからレースのリズムが遅かったので、少し怒っていた。アーバンシックには最初からいいペースが必要ですね。道中から上がっていったけどいっぱいになった。今日はいい結果が出せなかったけど、彼にとってはいい経験。日本でまたいい結果を出さないといけない。
▼武井師 ちょっとペースが遅くて収まらなくて、壁をつくれなかった。1角から納まったかなと思ったが、途中で上げていく形に。前半で収まればもう少し違ったかな。香港ジョッキークラブには凄く良くしてもらって、他の陣営にも助けられました。凄い残念な結果になってしまったが、またどこかで応援して頂ければと思います。
◆香港ヴァーズ 1994年にリステッド競走として創設。芝2400メートルの条件は変わらず、96年にG2昇格。2000年にG1昇格。地元香港勢は2400メートルを主戦場とする馬が少なく、今回を含めた直近10回で日本馬4勝、欧州勢5勝、地元香港勢1勝。
