【阪神カップ展望】連覇狙うナムラクレアが中心

2025年12月21日 23:00

ナムラクレア

 朝日杯FSの余韻残る阪神競馬場。25年の最終週を飾るのは芝1400メートルで行われるG2「第20回阪神カップ」(27日、阪神)。G1で惜敗した馬たちには来年の飛躍を期すレース。新興勢力にはいい腕試しになる。

 主役は連覇がかかるナムラクレア。昨年の当レースはスプリンターズS3着のうっぷんを晴らす豪快な差し切りで1番人気に応えた。今年も同様のローテ。すでに来年の高松宮記念での引退が発表されており、残りは2戦が濃厚。ここで6つ目の重賞タイトルを手にし、悲願のG1初制覇に向かいたい。

 ライバルはこれも牝馬のジューンブレア。スプリンターズSはナムラクレアに先着する2着。1Fの距離延長が鍵になるが、好位で折り合いも付くタイプ。G1でハナを切ったスピードは脅威だ。

 昨年のスプリンターズS覇者ルガルも参戦。前走の京阪杯2着をステップに必勝の構えだ。久々の芝7F戦になるが、3歳時にはリステッド競走の橘Sを快勝した実績があり、立ち回りのうまさからも心配無用。キャピタルSで6勝目を挙げた牝馬のミッキーゴージャスはさらに1F短縮になるが勢いは魅力。一撃の可能性を秘めている。

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