【有馬記念・鳥谷越】戸崎悩ませた2頭が◎候補
2025年12月21日 18:005年9カ月の内勤生活を終えて10月から競馬記者に復帰。ここまで2カ月半、かなり中身の濃い毎日を過ごせている。高いテンションで仕事ができている最大の理由は、長く懇意にしている手塚久師が管理するマスカレードボールの大活躍。天皇賞・秋の見事な差し切りV、そして欧州年度代表馬カランダガンと壮絶なマッチレースを演じたジャパンC2着。歴史に残る強烈なインパクトを残したサラブレッドを間近で見ることができ、さらに陣営を直接取材することができる幸せを感じている。現場で最後に観戦した19年の有馬記念は、現役ラストランだったリスグラシューが5馬身差で圧巻の有終V。自信を持って◎にしたアーモンドアイは単勝1.5倍という圧倒的な支持に応えることができず、8着という結果だった。同馬の輝かしいキャリアの中で唯一、馬券の対象(3着以内)になれなかった1戦。ある意味では貴重な経験だった気もする。今年の有馬記念も直前までどんな印を打つか悩みそう。現時点では、お手馬がかち合った戸崎が「体が2つほしい」と選択に悩んだダノンデサイルとレガレイラが◎候補。(鳥谷越 明)