【園田競馬 兵庫ゴールドトロフィー 25日ゲートイン】サンライズフレイム 抜群の安定感でV最右翼

2025年12月24日 10:00

逍遙馬道で運動するサンライズフレイム

 園田競馬「農林水産大臣賞典 第25回兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3)」が25日、11Rの1400メートルで行われる。今年も強力な遠征馬を迎えた。昨年は南関東のフォーヴィスムが地方馬として同タイトルを初制覇。中央勢の連勝を「23」で止めた。果たして今年はどうなるか。

 混戦模様だがサンライズフレイムを中心視する。

 デビューから16戦して8勝、2着1回、3着3回と勝率は50%、3連対率は75%とハイアベレージ。掲示板を外したこともない。素質は相当なものだ。

 2走前にJpn3テレ玉杯オーバルスプリントで重賞初制覇。特殊なコース形態の浦和の馬場を克服したことで地方遠征への意欲が加速した。前走の武蔵野Sも4着にまとめた。520キロ近い馬格から59キロも対応可能。2つ目のタイトル奪取へ。

 サンライズホークは当地実績が十分。前走のG3武蔵野Sが16頭立て16着。気になる材料ではあるが、兵庫GTは一昨年に制している。昨年は59キロを背負いながら2着。今年も59キロだが、重量を気にする必要はない。近走はひと息のレースが続くが、見直す余地はある。

 相性でいうなら3歳馬も面白い。まずはハッピーマン。昨年のJpn2兵庫ジュニアグランプリを制し、Jpn1全日本2歳優駿で2着。3歳になってからはJpn2兵庫チャンピオンシップ2着。4歳以上の馬と混合になってからはピリッとしなかったが、前走のオータムリーフSを優勝。出遅れながら差し切った内容は評価できる。

 マテンロウコマンドは初勝利までに4戦を要したが、それからの充実ぶりは見事。未勝利→1勝クラス→昇竜S→Jpn2兵庫チャンピオンシップの4連勝は実に鮮やかだった。前走のG3武蔵野Sこそ10着と崩れたが、この一戦だけで評価を下げるのは危険。好位を取れる馬でもあり、単圏内の1頭。

 地方勢ではスペシャルエックスに注目が集まる。このレースは23年3着、24年4着と安定。地元門別での前走は好位からねじ伏せた。ここに来て、地力に磨きがかかっている。戦線復帰後3戦目で、さらに状態を上げてくる可能性も。JRA勢に割って入っても驚けない。

 地元の期待を背負うのはエコロクラージュ。Jpn3サマーチャンピオン3着、Jpn1マイルCS南部杯5着など交流グレードで奮闘。力をつけた今なら怖い存在になりそうだ。

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