ダイワメジャー、25歳で死す 上原博之調教師「大往生かな。いろんなことを教えてくれた先生でした」

2026年1月20日 18:05

07年マイルCSで連覇を飾ったダイワメジャーと鞍上・安藤勝己

 04年皐月賞、06年天皇賞・秋、マイルCS、07年安田記念、マイルCSとG1を5勝し、種牡馬として数多くの活躍馬を出したダイワメジャー(牡、父サンデーサイレンス)が20日、けい養先の社台スタリオンステーション(北海道安平町)で老衰のため息を引き取った。25歳だった。

 喉の疾患を乗り越え、G15勝を積み上げた「不屈の個性派」が旅立った。悠々自適の生活を送っていたダイワメジャーは午前2時にスタッフが厩舎の見回りをした段階で特に異変がなかったが、4時の見回りの時に具合が悪そうだったため経過観察。4時20分頃に息を引き取った。

 01年に社台ファーム(北海道千歳市)で生まれ、美浦・上原博之厩舎所属で03年デビュー。Mデムーロ騎手を背に04年皐月賞でG1初制覇を飾った。ダービー6着後は喘鳴(ぜんめい)症(喉鳴り)が悪化し、同年天皇賞・秋で最下位17着に敗れると手術を踏み切り、復活を果たした。安藤勝己騎手を背に06年に天皇賞・秋、マイルCSでG1連勝。6歳の07年は安田記念、マイルCSを制し、半妹ダイワスカーレット(2着)と一緒に走った有馬記念(3着)を最後に引退した。

 一報を受けた上原博師は「大往生かな。クラシックの皐月賞を取らせてもらって、喉の手術にも耐えてくれて、その後もG1を4つも勝ってくれた。ドバイ(07年ドバイデューティフリー3着)も行ったりして、厩舎としてはいろんなことを教えてくれた先生でした。上原厩舎に多大な貢献をしてくれました」を思いを巡らせた。その中で一番の思い出は皐月賞だった。

 「デビュー戦(2着)は気性的に心配なところがあったけど、その後すぐ勝って、皐月賞の権利(スプリングS3着)をギリギリ獲ってくれて、育成の時から“この馬で皐月賞を獲りたいね”と社台ファームのスタッフと話をしていました。厩舎に初G1をもたらしてくれた馬ですから」

 種牡馬入りした後もコンスタントに長く活躍馬を出した。JRA・G1馬8頭を輩出。海外でも23、24年と仏G1ロワイヤルオーク賞を連覇したダブルメジャーがいる。15年の種牡馬2歳リーディングでは王者ディープインパクトを抑え、首位を獲得。同師は「種牡馬としてもG1馬も出して、成功してくれて凄いなと思っています。後継種牡馬も残してくれた」と強じんな遺伝力に感無量の様子。代表産駒アドマイヤマーズの子からは昨年の牝馬2冠エンブロイダリーが活躍している。

 前日19日には同期ダンスインザムードが息を引き取った。ダイワメジャーの皐月賞Vの1週前に桜花賞を制した同期。同じ社台ファーム生産馬で06年マイルCSではワンツーを決めた。上原博師は「同じ25歳。メジャーと何度も一緒にレースを走ったので…。天国でも一緒に走ってくれたらと思います」と追悼した。

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