【オーシャンS】ペアポルックス重賞初V 岩田康「よっしゃ!」メンバー最速上がり3F33秒4で一気差し

2026年3月1日 05:24

オーシャンSを制したペアポルックス(左奥)=撮影・村上 大輔

 春の中山開幕を飾る電撃6F重賞「第21回オーシャンS」が28日、行われた。後方を追走した7番人気ペアポルックスが馬群の内寄りから、メンバー最速の上がり3F33秒4の強烈な瞬発力で一気差し。通算18戦目で悲願の重賞初制覇を飾り、優先出走権を獲得した高松宮記念(29日、中京)に堂々と名乗りを上げた。

 これぞ岩田康の名人芸。ペアポルックスは想定外?の後方だったかもしれないが、内で息をジッと潜め、4角12番手から見事なイン突きで伸びた。上がり3Fはメンバー最速の33秒4。同じく内から肉薄した戸崎レイピアを首差抑え、念願の重賞初V達成だ。引き揚げてきた岩田康は「よっしゃ!!」と雄たけびを上げた。

 「何回も乗せていただいていた馬。勝ち切れない競馬が続いていたが、最高のパフォーマンスだったと思います。(内が)空いてましたね。腹をくくって、脚を信じて。脚はある馬なので、それを前半に使うか、後半に使うかだけでした」

 昨年のオーシャンSを含め、重賞2着3回の無念を晴らす快勝劇。前に行けないと見るや、末脚勝負に切り替えた戦術が的中した。梅田師は「もう一回同じ結果を…といってもそうならないでしょう。出遅れた時は一瞬アア~と。ジョッキーがうまく乗ってくれた」と鞍上にまず最敬礼。続けて「担当の玲奈ちゃんが上手に仕上げてくれた。そのおかげです」と昨年暮れから持ち乗りとなった元騎手の前原玲奈(旧姓・西原)助手を称えた。

 次はもちろん、優先権を得た高松宮記念。昨年(18着)は大外18番枠に泣いたが今ならリベンジできる。梅田師は「昨年(3番人気)と違って今年は人気はなかったけど、能力的にはやれると思っていた。この馬はなぜか極端な枠を引くけど、スムーズに力を出せばG1でもやれると思う。それに休み明けを使って、次に向けてもう一段上がると思うので」と力を込めた。岩田康も「昨年の高松宮記念は大失敗。枠順もそうでしたけど…。今年はいいレースができればと思います」とG1での全開を誓った。

 ◇ペアポルックス 父キンシャサノキセキ 母ミラクルアスク(母の父ディープインパクト)21年4月11日生まれ 牡5歳 栗東・梅田厩舎所属 馬主・廣崎利洋HD 生産者・北海道平取町のASK STUD 戦績18戦4勝(重賞初制覇) 総獲得賞金1億6913万1000円 馬名の由来はペア+双子座で一番輝きのある星。

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