【大阪杯】クロワデュノール 弾む馬体切れ味抜群11秒1 斉藤崇師「反応良くなった」
2026年4月2日 05:30 G1昇格10年目となる古馬中距離王決定戦「第70回大阪杯」の追い切りが1日、東西トレセンで行われた。昨年のダービー馬クロワデュノールはCWコース3頭併せで貫禄の動き。ラスト1F11秒1の切れ味を発揮し、仕上がりの良さをアピールした。一方、2年前のダービー馬ダノンデサイルは坂路単走で馬なりのまま躍動感あふれる走り。今年初戦に向けて態勢は整った。昨年のジャパンC以来、2度目の新旧ダービー馬対決に注目が集まる。2日に出走馬が確定、3日に枠順が発表される。
漆黒の馬体をシャープに弾ませた。昨年のダービー馬クロワデュノールは午前7時の開門直後から角馬場でウオーミングアップ。入念に体をほぐした後、団野(レースは北村友)を背にCWコースへ。3頭併せの最後方でじっくり構え、4F標識の手前から徐々にスピードを上げていく。直線で内からトップギアに入ると、ダイナミックなフォームでグイグイ加速。中イクオクコウネン(3歳未勝利)に首遅れたが、外アメリカンジゴロ(3歳未勝利)に首先着した。馬なりのままラスト1Fは11秒1の好時計。前日からの雨で水分をたっぷり含んだ馬場でも躍動感ある動きが光った。
見守った斉藤崇師は「並びに行って抜いちゃってもいいし(前に)出なくてもいいしと、そういう感じで乗ってもらいました」と指示を明かし「先週と日曜に(追い切りを)やったことで随分と反応が良くなった。体の使い方も後ろ(脚)が弾んでくるというか、しっかり踏めるようになっている」と出来の良さを口にする。
昨秋は期待されたG1で結果を出せなかった。日本代表として挑んだ凱旋門賞は14着。帰国後のジャパンCも4着に敗れた。「レベルが高くハードなレースになったがダービーより時計を詰めて、よく頑張ってくれた」と振り返る。ジャパンC後は暮れの有馬記念をパス。今季初戦のここに照準を定めて調整してきた。「凄く時間を取れたので、凄くいい状態で戻ってきたし調整も進めやすかった」と順調ぶりに目を細めた。
追い切り前日の調教では北村友がまたがり、感触を確かめた。「昨日乗りたいということで乗ってもらいましたが、今回は口向きも左右差がないし、いい状態だよと伝えていました。乗ってもらって、それを感じてもらえたみたいです。それで十分」と主戦に託す。
舞台は阪神芝2000メートル。栗東所属ながら地元・関西圏では初出走となる。「当日輸送はフランスでも経験していますし、コースを問わず力を出してくれる。ここでしっかり勝って馬にもう一度、輝きと自信を取り戻してもらえれば」と期待を寄せた。強い4歳世代のダービー馬が、進化した姿を仁川で見せつける。
≪過去は年少馬先着≫クロワデュノールとダノンデサイルのダービー馬対決は2度目。昨年のジャパンCは先輩ダノンデサイル(3着)がクロワデュノール(4着)に先着した。大阪杯ではG1に昇格した17年以降、ダービー馬対決が3回あり、いずれも年少のダービー馬が先着している。またG1昇格後、ダービー馬は19年ワグネリアン、21年コントレイルの3着が最高着順だが、G2時代には92年トウカイテイオー、04年ネオユニヴァース、07年メイショウサムソン、13年オルフェーヴル、14年キズナが勝利している。


