【七夕賞】カラマティアノス、余力十分の伸びラスト1F11秒1 奥村武師「本当に具合がいい」
2026年7月9日 05:10 みちのくの名物ハンデ重賞「第62回七夕賞」(サマー2000シリーズ第2戦)の最終追い切りが8日、東西トレセンで行われた。美浦Wコースでは、カラマティアノスがラスト1F11秒1と上々の伸び。心身成長の4歳馬が重賞2勝目に挑む。
開門直後の午前5時。すでに気温は20度超え。初夏を感じる暑さの中、熱気あふれる走りを披露した4歳カラマティアノス。「馬がドシッとしてきた。本当に具合がいい」。愛馬の充実ぶりに、奥村武師は思わず頬を緩ませた。
Wコース3頭併せ。ホウオウプレミア(7歳2勝クラス)を前に、フォワードシャッセ(3歳未勝利)を後ろに置く形でスタートした。序盤はゆったりとしたラップ推移。それでもしっかり我慢が利いている。鞍上の意のまま、3角過ぎからギアチェンジ。僚馬の間に入った直線は、余力十分の手応えで、ラスト1F11秒1と鋭く伸びた。
5F66秒8。全体時計はこの馬にしては速くない。ただ、1週前追いで自己ベストに0秒2に迫る5F65秒3(ラスト1F11秒2)の好時計を出していること、この暑さを考えればこれで十分。トレーナーも「そこまでやりたくないな、という考えがあった。予定通り順調にきている」と万全をアピールする。
今回は帰厩当初から馬の雰囲気がいつもと違った。指揮官は「以前より落ち着いている。人の言うことを聞いて、しっかり吸収してくれるようになった」と精神面の成長に言及。加えて「鍛えられてきて体つきも完成。引き締まって、筋肉の張りもいい」とフィジカル面での変化もあり「沈んだ走りをするのが当たり前になってきた。しまいの脚に磨きがかかってきた」と確かなパワーアップを実感している。
舞台は重賞初制覇した中山金杯と同じ小回り芝2000メートル。奥村武師は「前走(エプソムC6着)の鞍上(津村)が“切れ負けした”と言っていたし、コーナー4つの競馬はいい」と条件好転を強調する。秋のG1を勝てますように――。陣営の願いを込めて、まずは2つ目のタイトル獲りへ疾走する。
