23年南関東無敗の3冠馬ミックファイアが引退 レックススタッドで種牡馬入りへ

2026年9月3日 15:10

ミックファイア

 23年南関東無敗の3冠馬ミックファイア(牡6=大井・渡辺和)が現役を引退。北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬になることが決まった。3日、大井競馬場が発表した。引退式はジャパンダートクラシックが行われる10月7日、大井競馬場で行われる予定。

 ミックファイアは2歳9月のデビュー戦から3連勝を飾ると、爪に不安が出て約5カ月ぶりの実戦だった翌年5月の羽田盃を6馬身差で圧勝。1カ月後の東京ダービーも再び6馬身差をつけて断トツ人気に応えた。南関東3冠レースの最終戦、ジャパンダートダービーでは中央勢を撃破。01年トーシンブリザード以来となる南関東3冠制覇の偉業を同馬と同じ無敗で成し遂げた。

 同年秋には盛岡に遠征してダービーグランプリを勝ったが、年末の東京大賞典で8着に敗れ、デビューからの連勝が「7」で止まった。その後も中央G1や地方ダートグレード競走に果敢に挑んだが、白星を手にすることはできず、今年7月の大井重賞・サンタアニタトロフィー(12着)がラストランになった。

 渡辺和師は「8月のサマーセール中にレックスさんから種牡馬入りのOKを頂いた。元々、種牡馬にしてあげたいと思っていた。万が一のことがあってはいけないので、このタイミングでの引退になりました」と説明。「脚本を書いて映画をつくろうかなと思うくらいドラマがいっぱいある馬。心残りは古馬になって勝たせてあげられなかったことだが、夢の続きをもらえたので今はその無念を子どもたちで晴らすというか、子どもをぜひ預かりたいとう気持ち。淋しいのは当然だが、楽しみしかないので引退に関して未練はない」と心境を語った。

 ▼御神本訓史騎手(ミックファイアとのコンビで3冠制覇) ミックファイアが3歳になってからコンビを組ませていただきましたが、羽田盃、ダービー、JDDを「トントントンッ」と勝って、ダービーグランプリも勝たせてもらいました。馬とともに僕自身も応援していただいて、そうしたクラシック路線を歩ませてもらったというのは大きな財産です。いい仕事ができたと思いますし、自分にとっても特別な馬になりました。この後は種牡馬入りするということですが、変わらず元気で暮らしてほしいと思っています。お父さんがシニスターミニスターということもありますから、いい仔をたくさん送り出してほしいですし、ミックファイアの産駒に跨る機会を僕も楽しみにしています

 ◆ミックファイア 父シニスターミニスター 母マリアージュ(母の父ブライアンズタイム) 牡6歳 大井・渡辺和雄厩舎 馬主・星加浩一氏 生産者・北海道新ひだか町の高橋フアーム 戦績21戦7勝(中央2戦0勝) 総獲得賞金1億9745万円。

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